出発

パレンケ

朝6時半過ぎにホテルの外にでて、迎えを待つ。サンクリストバルも朝は本当に寒い。パジャマとして持ってきたトレーナーが大活躍する。毎日洗いもせずに着ているので相当に汚そうだが。
また寒いバスかなあ、と思っていると、4列くらいあるバンで迎えが来た。これで集合場所まで行くのかな?と思ってたら、バンはどんどん客を拾い、なんと17人を乗せてそのまま出発した。
隣の席にはフランス人のご夫婦、前の列の助手席(というのか?運転席の隣の二席)にはメキシコ人の若い男の子二人が乗っている。メキシコ人は日本人やフランス人に興味がありありらしく、私にもたくさん話しかけてきた。他の参加客はみなカップルや家族で、一人で参加しているのは私だけだったが、この子たちのおかげで退屈しなかった。
彼らはパンチョとメモ、プエブラから来た18歳と19歳の兄弟だ。日本のアニメが大好きらしく、「聖闘士星矢知ってる?」とか、「美少女戦士ってどういう意味?」とか聞いてくる。目的地に着くまで、ずっとしゃべったり、日本語を少し勉強しているというパンチョに日本語を教えたりしていた。退屈はしなかったが、メキシコの山道はカーブが多い上に至る所にトペ*1があり、重量ぎりぎりのバンでそこを乗り越えるもので、ちょっとトペ酔いしてしまった。

*1:スピードを落とさせるための段差というかこぶみたいなのが道にある