Nicotina ニコチン

hispanic beat 2004にて。
ディエゴ・ルナ主演、メキシコ映画ディエゴ・ルナ演じるロロは、弱々しいオタクっぽい青年。悪いヤツに頼まれてスイスの銀行をクラックしてデータを盗ってきたり、かと思うと隣のお姉ちゃんの家に侵入したり隠しカメラをつけて除いたり、電話を盗聴したり。まあ要は変態だね。その変態の犯したミスのせいで仲間の悪いヤツが次々と連鎖的に危ない目に遭っていくという、ギャング物ではあるんだけど、コメディタッチでとても楽しい。笑える。話があんまり大きくならないところがいいんだよね。適度なドキドキ感と笑い。足りない物があるとしたらエロか。せっかくディエゴでてるのに。
そしてタイトルの通り、ストーリーの鍵となるのはタバコ。タバコがきっかけで出会ったり、禁煙したらあんなことになったり、吸おうとしたらこんなことになったり。みんなうまそうに煙草吸うんだよなあ。最後にちゃんと喫煙は体に悪くてがんになるよ、ってエンディングロールに書いてあった。
この映画は、アメリカでラティーノ需要見込みで大規模公開したってニュースになってたし、イマイチ評判がよくないとかも聞いてたけど、おもしろかったのでよかった。アメリカ人が好きそうな映画ではないかもね。公開方法は選ばないと。
それにしても、ディエゴの優男っぷりはすごい。ガエルもかなわないね。