落花流水  山本文緒 (ISBN:4087474984)

電車の中でちまちま読むつもりだったのだが、家に帰ってからも一気に読んでしまった。一人の女性の7歳から57歳までの波乱の人生と、彼女を取り巻く人たちの事件を、10年刻みで視点を描写する。雰囲気は「百年の孤独(ISBN:4105090089)」を思い出させる。このまま主人公の子供に話を受け継いでいけば100年いけそうだなあ。本編ではあまり触れられていないところにも、気になる事件がたくさんあって、アレはどーなったのよ、と気になったりもするのだが、その辺は楽しく脳内補完。ああ、でも日本の田舎でゲストハウスっていうのは楽しそうだな。